2008年6月27日金曜日

incognitoのアルバムがiTUNESのUSジャズチャートナンバー1!

びっくり。インコグはしばらくゴブサターンなのだが、一時期のグルーヴィな音は非常に好きだったし、また親しみ易い世界に帰って来て欲しい気持ちも籠めてエントリ。>ブルーイのマイスペのメッセージ

いよいよ近づいてきたピースフルラヴロックフェスティバル。

2008年6月25日水曜日

MUSICO ORANGE RANGE 「シアワセネイロ篇」

動画バナーをお届けします。今度はうまく見られるでしょうか。
 

2008年6月24日火曜日

Jamiroquai×Clarion 新CMは再始動ののろし?&スティング公演情報追加



STING公演はウドーでは東京各公演1000人限定(オーチャード自体が2000人余りのキャパしかない)先行予約(抽選)が明日から、後日正規販売です。詳しくはこちらのブログに書きました。ファンクラブ(sting.com)は昨日より先行販売をしてますが(無料会員可能)けっこう枠が少ないような。席もその場で決定しますがクラシックコンサートホールのため勝手が違うはず、場所はかなり運です。オーチャードの客席配置はお世辞にも良好とはいえませんがいつものパイプ椅子ずらっよりはまし、2000年の横浜公演みたいな感じで落ち着いて見られそうですが。



私は即時申し込みしたのに中途半端な列の端っこで、後から追加でとったら比較的前の真ん中でした。なんだこりゃ。送料含めると割高でもありますが、確実に押さえたいならファンクラブか先行予約でしょうね。大人な曲目なので大人しか来ないはずですから(でも来年もまたカラマーゾフと次作を発表するそうなので(初作のスペシャルミックスのことだったらがっくり)しばらくこの路線をいくのかもしれない)、キャパ少ないとはいえ騒ぐほどタイトでもないかとは思いますが。

Clarion + Jamiroquai スペシャルサイトに7月版壁紙・カレンダーを掲載

古いクラリオンのクリップ。国内では流れて無かったかも。


ジャミロクワイ情報。クラリオンのCMでまたもやfeel so goodかよ・・・あれ、でもちょっと新しい映像?PVぽいです。

かっこいいです>スペシャルサイト

~壁紙・カレンダーは毎月20日頃に次月分を掲載する予定です。

最新クリップがクラリオン経由とは。ファンクラブとかどうなってんだろう。jamiほどたくさん団体やサイトが出来てどれもあてにならないのはないからなあ。商売気がきついのは最初からか。


Banner 2 Banner 1 go!

2008年6月21日土曜日

STING、ソング・オブ・ラビリンス・ジャパンツアー決定


遅きに失した感はありますが・・・ポリスツアーがあったので後回しになっていたようです。アジアツアーとなっていますが目下ドバイのスペシャル一回に日本だけ。

注意・クラシックです。同時発売のスペシャルアルバムには孤独のメッセージを含む2006NYラビリンスライヴの音源も入るとか。

12/16、17、18東京・オーチャードホール
20大阪・フェスティバルホール

クラシックホールですね。くれぐれもクラシックの古楽ですよ、退屈です(苦笑

http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=97423618:ツアー予定あり

STING.COMにもニュースがあります。

2008年6月13日金曜日

jamiroquai2年ぶり再起動、レコーディングも開始?

いきなりやってくるジャミロクワイのインフォメール。今朝来たのは夏の予定。あれ、バンド活動休止ってのもう終わり?て2年ぶりなのか。好きな南欧中心のフェスティヴァル参加だそうで。
13 Jun - Gran Canaria, Aguaviva Canarias Festival
14 Jun - Tenerife, Aguavivas Canarias Festival
21 Jun - Poland, Krakow, Wianki Krakow 2008
04 Jul - Spain, Madrid, Rock in Rio
05 Jul - Portugal, Porto, Super Bock Super Rock 2008
07 Jul - Monaco, Port Hercule, Monaco Live 2008
14 Aug - Hungary, Budapest, Sziget Festival
16 August - Ahaus - Germany - Tobit Arena
現場行って撮(録)ったらようつべでもフリッカーでもどこでもアップしてファン同士で共有してくれ、というところが日本と違うところだな。

スタジオをオーバーホールしたそうだ。いろんな人に貸してたもんね。それで新しいものが作れるようになった。新アルバムにのぞむと。いや、「のぞみたいと思ってる」そうだ。

2008年6月12日木曜日

動画バナーが動かない件はともかく・・・

すいません、自分でも見れないので困ってます。たぶんかなり環境依存する部分が大きいのでしょう。ストリーミング使っているようなので、最近ストリーミングを禁止してる環境もありますしね。私自身はモバイラなのでモバイル用のネットプロバイダがどうやら通してないみたいです。そんなこんなで更新が滞っておりました。

長期放置中のマイスペでフレンドになってるミュージシャン(マイスペはすっかり音楽専科になってしまいましたな)のページを覗いたら、その人の最近フレンドになった中にマイナーお笑い芸人がいて、某ラジオで親しんでた名前だったので意外というか、何で?と思った。マイスペってあしあと残らないからいいね。

NYPから結構ひんぱんに来るニュースレターが夏季コンサート案内。ああもう夏、でもNYって確か記録的な熱波で37度とかいってるんだよね既に。

そのNYからのCDが届かずトラブってますが、昨日(たぶんむこうは夜中だと思うけど)送り主と郵便局からメールが交互に来て、なんだか堂々巡りだなあというかんじで返事を返しておいた。誠実対応するようになったもんだ。

ポリス・ラストコンサートの案内がうざい。もういいって。ファンクラブも意味なくなってきた。

これがデフ・レパードの洒落だなんて気づくんだろうか。BMI値をはかってみよう。デブタレ黄昏時の今、この人たちが何しでかしてくれるか・・・音楽的には私は余り・・・

デブパレード

2008年6月9日月曜日

動画の視聴環境とニュースの追加

動画バナーの視聴環境に条件がありました。セキュリティの厳しい動画なので、そのあたりで見られない場合もあるようです(すいません)ポップアップを非表示にしても見られないようです。

Q.推奨視聴環境は?
A.動画バナーを快適にご利用いただくための推奨利用環境は以下のとおりです。
  ・OS:WindowsXP 以降のWindowsNT系OS(WindowsXP、WindowsVista)
  ・ブラウザ:InternetExplorer6.0 SP1以上
  ・WindowsMediaPlayer:WindowsMediaPlayer10以降

  ※なお、上記以外の環境では「動画バナーが表示されない」など正常に動作しない場合があります

あと右欄に音楽関連ニュースを追加しました。

2008年6月6日金曜日

MUSICO動画を入れてみた

トップとサイドバーに音楽配信サイト「ミュージコ」の映像を入れてみました。トップはオレンジレンジ試聴。オレンジレンジは得意ということはないのですが昔は好きでした。よろしければ見てみてください。技術的にどうなのだろう。

2008年6月5日木曜日

中田ヤスタカ参戦、名古屋栄7日土曜日

ジャンルがもうようわからん。一般的にはtechnoだけど、エレクトロとかハウスとかいうの?昔のハウスミュージックとは違うんだよね。昔のハウザーとしてはわけがわからんよ(注:誤用。ハウザーはビックリハウス読者のことでハウス愛好者のことではない)。20年前、イギリスでハウス好きって言ってたらみんなハウス知らなくて、デトロイトハウスとかいろいろ説明したけど英語が超下手なので、結局ペットショップボーイズのことだと納得させたなあ。ははは。挙句の果てにハウスは機械だらけのブースにこもりっきりで作る音楽だから「ハウス(家)」って呼ぶって俗説すら流してもうた。ある意味ヒッキーな音楽ではあるけど。中田ヤスタカの自宅スタジオもある意味凄いよね。

6/7(SAT)
trick or treat NAGOYA

CLUB JB's  名古屋市栄4-3-15 B1F 052-241-2234
21:00open
special guest DJ ・中田ヤスタカ(capsule)
charge : w/f :3000y /1d door:3500y /1d

言っとくけどPerfumeなんか来ねーよ。
つか金ないので名古屋いけね俺。

と言ってたらNYPのニュースレターが来た。マゼールがまたマーラー9番をやるのだと。すごいなあ、すごいスケジュールだ(;^^ブルックナーもやんのか6月。というか、オケはもう慣れっこで特に大変でもないのか。つかニューヨーク・ブライトブリッジからのCDが届かないんですが。いつも大量注文なのでむしろ早く送ってくれるんだが、今回は逆に大量だからこそ遅い可能性があるんだとか。オバマのせいとみた。オバマめ~<無関係

マゼール/ニューヨーク・フィル、一回は聴きたいよなあ、カーネギーで。

2008年6月4日水曜日

ピーター・ゲイブリエルが新しいネットサービスを開始

久米さんにネットの可能性について熱く語ってたのはもう十年以上前かあ。。つかコンピに数曲提供する程度の活動って悲しすぎる。曲作れない声出ないのはわかるけど、アムネスティとかネット事業とかほどほどにして、日本に歌いにきてくれ!けっきょく武道館一回しか見れてない。。すばらしいショウだった、不完全とはいえ。。

ピーター・ガブリエルのレコメンデーションエンジン、パブリックβ公開
The FilterはLast.fmの視聴履歴やiTunesライブラリをリンクさせると精度が向上し、所有していない楽曲を推奨してくれるようになる。
2008年06月04日 09時37分

2008年6月3日火曜日

The Police2008東京公演について

snsから転載。。

2008年02月13日

アンディ・サマーズ氏サイン会



握手してもらいそこねたけど(係員急かすから~)写真はなんとか。サインはしっかりいただきました。ライヴ前なのにしっかり立ってしゃべってハグしたり、気さくな人だなあ。二十年待った、今日明日行きますって言っておいた。それにしても平日昼にいいとしした大人が集まりすぎ(おれ含む)


ドーム音響悪!







うぉーきんいんゆあふっすてっ うぉーきんいんゆあふっすてっ ポリスをまさかほんとに見ることになるとは。 どうしてもスティングのサポートバンドみたいになってしまうけど。 ステュは損な役回りだけど楽しそうだった。アンディはなんかサイン会と同じ衣裳。道化てた。 スティングはまた声が変わってた。つかまた喉やっちゃったのか。。 セットリストそらで書けるけど、やたら疲れたのでまたいつか。明日はうしろでのんびり聴こう。なかなかスリリングでもありました。笛の音ちゃんと聞こえてたのに投げ捨てたスティング。うぉーきんいんゆあふっすてー



2/13/08ザ・ポリスセットリスト






感想は外部ブログのほうに書きましたっと。

2/13/2008TOKYO DOME SET LIST

孤独のメッセージ シンクロニシティー2 ウォーキング・オン・ザ・ムーン 果てなき妄想/君がなすべきこと 高校教師 世界は悲しすぎる ホール・イン・マイ・ライフ マジック アラウンド・ユア・フィンガー ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ インヴィジブル・サン ウォーキング・イン・ユア・フットステップ キャント・スタンド・ルージング・ユー(途中、白いレガッタ) ロクサーヌ

アンコール1 キング・オブ・ペイン/ソー・ロンリー 見つめていたい

アンコール2 ネクスト・トゥ・ユー


2008年02月14日


ぜんぶ終わり



ステージからやや離れたほうが音はいいっす。運のなさには定評がありますが、あんのじょう前に立った巨人がびみょうにずれていたのでほぼパーフェクトに見られました。スティングは喉、きのうよりよさげだった。また来そうな雰囲気をのこしてジャパンツアー終了。セットリストは昨日とおなじ。あとは外部ブログに書きます。

The Police正式に解散(て20年休止でやっとかい!)

ポリス、再結成バンドの活動終了を発表

まだ公式サイトには出ていない模様だが、予定通りNYの8月5日野外公演でライヴデビュー30年で区切り、とするとのこと。まー予定調和ですが。「再結成」自体スティングの思いつきだし。アンディとかかなりしんどかったと思う・・・レゲエギタリストとしての面目躍如、とはいえ老いはなあ・・・ステュはあいかわらず派手だったけど。スティングはいつものソロの調子。東京ドーム二回公演については雑談ブログ参照(右欄にリンクあり)、他のとこにもなんか書いたけど忘れた。アンディのサイン会にも行ったす。写真とか問題あるかもなので載せないけど。足掛け三年、舞台もいろいろでセットリストが結構変わったみたいだけど、コステロとのセッションは聞きたかった・・・てあれはスティングだけ出たのか。

それにしてもスティング、クラシックアルバムもやっちゃったし次の手あるのかな?お城もオーガニック菜園もアンコーナの別荘もビバリーヒルズの焼け野原も(焼けてなかったっけ)維持しないとだし。自伝系、もう三冊立て続けに書いててまたロンドンでサイン会だそうだけど・・・


最後にひとこと。ポリスファンクラブ、会費二重引き落とししたの返せっ(怒)再三問い合わせたら最終的にここに電話しろ、て言ってきたけど、時差があるし面倒だし。あいかわらずスティングが絡むとすべてに金が絡む・・・まー、それでもいいんだけどね、ファンだから。

2008年6月2日月曜日

KWEEN情報;テレビしゅつえん(ナイナイプラス)

あれいい番組なのに、土曜から都落ちしてあんまり見なくなってしまったなあ。

99プラス」日本テレビ系

6月10日(火)23:58~放送

ふれでぃさんだけ?しかも沖縄だけネットされてない不思議。沖縄はナイナイもKWEENも縁深いのに・・・

KWEEN

ピースフルラヴ・ロックフェスティバル2008

例年7月第一週末に二日にわたって開かれるコザロックの祭典、ピースフルラヴ・ロックフェスティバル。昨年は行きませんでしたが、今年は行くかな。沖縄市コザ運動公園にて。那覇じゃないよ。

初日は若い内地の子向け、二日目は地元かゴリゴリのロック好き爺向け。とうぜん後者しか行ったことがありません。紫とかもうなんだかメンバーもよくわからなくなってます。ふれでぃさんのKWEENめあてで行きだしたけど、シーナアンドザロケッツとかJETとか、年齢層が・・・かっちゃんバンドも出ます当然。米兵さんはゴリゴリロックやメタルがお好き。さいしょは地元のオーディション組がやります。

地元といえば何年前かオレンジレンジとか旧メンバーのとき出てた。初日ですごい人だったらしい。本土組はオリオンビールくれた。ビールじゃますます脱水症状になるわけだが。

今年の初日はますますわけわからん。モンゴル800は初めてじゃないけど、他はなんだろ。D51やらかりゆし58とかアフロマニアくらいは聞いたことあるかなあ。

米兵さんに水をかけられながら砂埃たつ闘牛場で跳ね続けます。熱射病必至。これが昼から夜まで続く。年々ポスターがかっこよくなっていくな。Tシャツも。

swing out sister・・・落ち着いたみたい

myspaceのブログが更新されてる。日本のあとフィリピンにも行ったみたいだ。コリーン、myspaceの表示が日本語になってしまってわけがわからず更新できませんでした、アンディになおしてもらったとか。うーむ。。私も英語で使っていて、ある日急に日本語に変わったので面食らった。。どういう仕組みなんだろ?端末側の要因ではないよね?英語で持っていたアカウントと新しく取得した日本語アカウントは勝手に統合されてたみたいだけど、手動??なんかものすごく手作り感いっぱいなmyspca日本語版。不具合多し使いづらい。

めったに更新されないけど、わりとラウンジ系のひとは(大人だから?)いろんなとこに浮気せずmyspaceアカウントを維持してますね。インコグもプロモーションにしっかり使っている。

それにしてももう50歳か・・・うーん・・・

(;--

こっちも年をとるわけだ。でも年のとり方がうまいなあコリーン、さすが。同じ年のポール・ウェラーの活動が歌手を志すきっかけとなったというのはわかるけど(sosはもともとジョブチェンジな三人が組んだのでデビューが遅かった)、もう一人の同じ年の歌手は??マドンナとMJとプリンス(「元」ってもうつけなくていいんだよね)が同じ年・・・限りなくプリンスぽいけど。結婚したいくらい好きで、Breakoutを作るきっかけになった、というと・・・

コメント欄で世界中の天気がわかって楽しいね。

昔の日記;2002/10/29

行ってきました、武道館ジャミロクワイ公演。ツカレタ。武道館でスタンディングはつらいぞ。ほぼ最前列のちょっと通路に入ったところの柵沿いにいたのですが、おしくらまんじゅう。餡子が出そうだった。ジェイ・ケイを間近に見たのは初めてですが、案外鷲鼻だなとおもった。今回公演は正月の公演と同じプログラムが売っていて(Tシャツに至っては 2回前の公演のものまで売っていた)、ジェイの帽子も正月と同じ銀の棒が沢山刺さったやつだった。でも公演内容は正月とは違いとにかくダンスダンスダンスでバラードらしきものはやらなかった。そのほうが盛り上がるけど。ちょっと疲れる。次のアルバムの曲をやっていたけどロック色濃い。なんかこのバンド、アシッドジャズから出てきたはずなのに、ロックになりつつある。ところでジェイはポカリスエットに感動していたぞ。イギリスにはああいう液体は売ってないのか?最後にはアクエリアス飲んでた。

<この間にインコグニートのライヴ(整理券番号1番!!2001/11/7渋谷アックス)、ジャミロクワイ・ファンクオデッセイツアーライヴ(2002/1/3東京ドーム)に行った>

昔の日記;2001/6/1

遂にスウィングアウト・シスターの新譜が発売された。前作のこじんまりとした雰囲気とは違ってゴージャスかつマニアックな音づくりが印象的。白く明るい眩さが随所にきらめきを与えている。だが、これという決め手に欠け、アレンジは最高に素晴らしいのに「メロディ」の魅力が薄く、記憶に残りにくいものが多い。印象に残ったのはWHERE THE HELL DID I GO WRONG? くらいだろうか。シングルカット向きの曲だ(今の所シングルカットはTHROUGH THE SKY)。今回SOS節が影をひそめていると言ったら言い過ぎだろうか。音のひろがりに反して地味感が否めない。前作の地味さが昇華された、でも矢張り地味なアルバム・・・。もうシェイプス・アンド・パターンズ以前のポップなSOSは聞けないのだろうか?ライヴは派手なアレンジで聞かせて欲しい、と今から期待する。そういえばいつになくコリーンの歌が目立たないというか、インストや語りが目立っている。アルバムとしては希に見る完成度、だがたぶん売れない・・・。ちなみに今回は日本だけの発売。最近3枚はいずれも日本先行している。

昔の日記;2001/1/31(wed)

先週ディープフォレストの新譜「パシフィック」が出た。サントラだそうで、共通点の多いピーター・ガブリエルの、最近作OVOにも似たゆったり壮大な世界に仕上がっているが、前作コンパルサよりもいくぶん尖鋭な威力が減退したようだ。気持ちに余裕がある人向き・・・。1曲目など南の風を感じ想いをはせることができるが、夏の気配、時季外れ。
後半テクノチックなせわしない曲が多く、そちらのほうが私好みだけれども、総じて、ちょっと暗めで地味。それに、やや古いかも。ワールドミュージックふうの民謡導入はまさにDFサウンドの骨頂だが、前作までほど目立った使われ方はされていない。聴感が前作とかぶっているような民謡もある。最近テレビのニュース番組なんかでDFクリソツ(DFではない)音楽が流行っているが、アレ個人的にはあざとすぎて嫌。DFは一生懸命世界中を廻って採集してきた音源を使っているのに(言語が特殊ゆえ何を言っているか定かではないが)、そちらは自分たちで勝手にその場で考えた、意味の無い”原始言語”だかなんだかを歌ってますなんて、手抜き???「音主意従」の洋楽好きにありがちな聞き方からすると、意味のわからない「外国語」は最早言葉ではなく音律を伴うリズムパターンにすぎない。だからその言葉自体に意味があろうがなかろうが、聞かれ方によっては一緒だろ、という発想だろうが、結局余りにDFサウンドに似ているから、もうちょっと考えろよ、なんて思ってしまう。


他、音楽日記としては、先週金曜に平安隆さんのミニライヴを、銀座の沖縄料理屋で聞いた。あんな小人数前にモッタイナイ。素晴らしい。浮き立つリズム→サンシン、ギターの妙技。ウチナーミュージックの偏狭から大きく逸脱したサウンドの心地よさ。最近作、ブロッズマンさんとの「鳥肌音楽」はライヴ以上に気持ち良く聴けるアルバム。前作は竹富島の土俗的な匂いも(爽やかだけど)感じたけれども、今回はもっと汎的で、沖縄音楽と意識しなくても愉しく聞ける。良いアルバムです。

昔の日記;2000/11/17(fly)

SELLING ENGLAND BY THE POUND(邦題:月影の騎士)

はやっぱり名作だ!!新宿のヴァージンでやっと手に入れた。

至極メロディアスで聴き易い起伏の中に、密やかさと賑やかさが絶妙に配合。フルートを中心とした

音作りも、ムーグやキーボードの古風な奇矯さにいっそのジャジーさを加えて秀逸。これは

プログレとして意識しないでも聴ける。ピーター・ゲイブリエル所属の初期ジェネシスでも、これと

脱退直前の「ブロードウェイ」2枚組は、普通に楽しめる娯楽的盛り上がりも兼ね備えた名作です。

最高傑作とされるフォックストロットは、疲れたときにはいいかもしれないが、静かすぎて、短い。

さてバリバリ先走り方面でいったら個人的趣味でどうしても「元アシッド・ジャズ」系統のソウルフル・

ハウスにむかってしまう。新宿ヴァージンで新設されたコーナーで試聴する限りどれもここ

何年か似たような処を行き来しているようで、無論好きだけど、冒険に足りない気もする。買ったのは

ABSTRACT JAZZ LOUNGEの三枚め。出たばかり。インクレディブル並に楽しめるが、とくに後半ジャズ味が増して

面白く聞けた。ジャズ寄りかもしれない。星ふたつ半!コンピレーションばかりだけど完全外れが無い

のが安心できるな。そういや「アシッド・ジャズ2000」とかいう的外れな企画モノも一瞬出てたな。

中身は多少イマフウってくらい。悪くはない。

昔の日記;2000/11/12(sun)

きょうきいた曲。

いちばんグーだった:インクレディブル(1、2:前述)!いったん飽きたけどやっぱこれは今年の自分的ヒットかもしんない。

体感ヘッドフォンを買ったので、重低音がしっかり入っているもんは聞きごこち最高!スティングやジャミロクワイの隠し録りライヴ聞いても最高(これはフィクションです、ゆめゆめ苦情嫌がらせ訴えのないように)。

買った:初期ジェネシスを買う。なんだか店頭に全然無いので古CD屋で一枚。ダビングしたカセットならあるんだけど老朽化してるから、「月影の騎士」めあてにまわっても結局「nursery cryme」しかなかった。初期でも初期にあたる盤だしチョット静かすぎてメロディが薄い(パンキッシュなところもあるけど)。でも、夜中にはぴったりだ。ピーター・ゲイブリエルのいっちゃった声は最高だ。ちなみに脱退直前のころの盤はCDで持ってる。

蛇足:平安隆さんとボブ・ブロッズマンさんのコラボレーションは素晴らしい盤です。バックミュージシャンから堂々としたメジャー・ウチナーミュージシャンに、さらに渋谷ライヴ盛況でもう手の届かない感のあるおじさん(孫がいるからおじいさんか)、陰ながら応援してます。いつか「夜話」に沖縄怪談をシリーズ書きしようとおもうのだけれど、「ミミチリボウジ(耳切坊主)」なんて好き好き大好き。ちょんちょんキジムナーといい、このふたりの、民謡から一歩踏み出した鮮烈なサンシン(蛇味線は卑下する言葉)&ギターの響きはカルチャーショックだった。ごたんだでサインしてもらったCDを半年たっても頻繁に聞いている。最新アルバムで渋谷ライヴ(行けなかったんだよー!!)、タワーでもプロモライヴをやったというから、ウチナーミュージシャンではヤマトンチュにかなり浸透してきたほうといってもいいでしょうね。なんておこがましい発言申し訳御座いません。「竹富サンセット」、あの静寂の支配するオレンジとムラサキと新興宗教布教おじさんとサンシンの遠い響きとカニのうごめく音と水面に揺らぐ夜光虫と・・・さああなたも竹富島にいきたくなったでしょう。観光客でいっぱいだから安心ですよ。観光客でいっぱいになってしまったハテルマではその観光客が不祥事おこしやがりましたけどね。話しずれたっす。そういや昨年潜りに入った粟国島の塩、あんまりにも辛いのでまだ余ってる・・・(そのときまさか「ナヴィの恋」のロケ地とは知らずに、真白な岸壁(必見!!!)の下を満潮寸前まで奥へ奥へあるっていったのはあの旅でいちばんの想い出だ。そういやそのあとイエジマにいったとき、ハントゥ小の怪談の舞台を見に行ったら、残骸のような屋敷跡の前にハントゥ小の不気味な像があってちょっと怖かった。門前のさび付いた魚雷はもっと怖かった。岩峰の目立つあの小島もかなり壮絶な戦跡なのだ)

あと今日きいたのは、ジャミの数曲、デビッド・ボウイの1枚前のアルバム(テクノロックとしてはやっぱ最高)、じぶんで造ったフェイバリットMDの5ねんくらい前のやつ(インコグニートとかロバータ・フラックとかオスカー・ピーターソン(このひとはほんっとに異常なピアニストですよ、最高)とかもとユーリズミックスの男のほうの書いた「石化した心」(無理矢理和訳、この曲のプロモはゴドレイ&クレーム)とかエニグマとか・・・)。

昔の日記;2000/11/10(fly)

きょうきいた曲。

スティングのいろんな曲(全部ライヴ録音)

キッド・クレオール&ザ・ココナッツの”ナラディ・ダ・モール””アニー、アイムノッチュアダディ”(英語でかけっちゅうねん・・・Anny,I'm not your daddy)

ジャミロクワイの”キャンディド・ヒート”

ジェネシスの”イット”(初期ジェネシスです、ピーター・ガブリエルのです)

ファットボーイ・スリムのサード・アルバム

・・・おれ仕事してるんだよな・・・。

ps

遂に発見!アンプ内蔵ヘッドホン!オーディオ・テクニカのミキシングヘッドホンATH-LX5いちまんにせんはっぴゃくえん(定価)、ボーナスでゲットだ!!(・・・それ以前にまずパソコンだな・・・)これさえあればギターに差すだけでサイレントプレイ!もともと音がちいさくて困るトラックでも、これで周囲にメーワク千万な大音量リスニング!!ちなみにおれはすこし耳が悪いので音量が大きくなってしまう。それがさらにわるくしてるんだけど・・

昔の日記;2000/11/9(tue)

STINGのブートCDがかなりあるので聞いている。やっぱいいもんはいいな、年月がたっていても色褪せない。ギル・エヴァンスとのラスト・セッションは正規で出たよな、たしか。東京なら渋谷ユニオンなどがブートの宝庫だったけどクチクされて、石丸電気くらいだろうか。最近のライヴなら多少値が張っても欲しいな。

あ、FATBoySLiMの新譜、残りの曲もよかった。無国籍大皿料理、しかも全て人造食材。店の内装はきんぴかな仏像できまり。

昔の日記;2000/11/8(wen)

FATBoySLiMの新アルバム片手にランニング。

・・・

うー、走りづらい。ブっ壊れたリズムって今はテイバンだけど、ノりづれいな。自分的にはケミカルの出だしたあたりがこのテの聴くののゲンカイだったかもしれない、とおもいつつ、4曲め"LOVE LIFE"→一気に流れてって、サイコー!いっすよ。いいっスよコレ。8曲め"WEAPON OF CHOICE"なんかボサっとしてたらラテンラリラリでキてるなあ。クスリ飲んで走って聞いてるのがぶっ壊れたオンガク、って健康なんだか不健康なんだか。そして帰ってビールが美味い!!・・・俺、ダイジョーブか?

日記らしい日記になったな。9曲めからあとは明日聴く。サカイマチャアキ風にいえば、星二つ。

昔の日記;2000/11/1(wen)

10ccを聞き直していたら思い出した。スティングの

ENGLISHMAN IN NEW YORK

ってゴドレイ&クレーム(ポリスのシンクロニシティ時代のヴィデオプロデュースをてがけた、10CCの片割れ)の代表作、FREEZE FRAME(1979)冒頭の、

AN ENGLISHMAN IN NEW YORK

とおんなじじゃん。

それだけでした!・・・曲は全く違う。おちょくっとる。凄い昔のポップス調でバーンスタインのブロードウェイみたいな変な曲。でもボーダーミュージックの元祖のひとつだよね、10CC(g&c)って。音の冒険、少し奇異だけど聞きごたえがある。興味が沸いた方は、アルバム「オリジナル・サウンドトラック」を聞いてみたらいかがでしょうか?(超有名曲I'M NOT IN LOVEも収録)ヴォイスデコーダもちゃんとしたミキサーも無しに、手作りでこんな音を作っていたグループってだけでも価値あるよな。ゴドレイ&クレーム脱退後もグールドマンのメロディメイカーぶりは”LOOK HEAR”くらいまで発揮されている。ちなみにグールドマンが10CCを終わらせてから組んだWAXというデュオ(1986?~1991くらい)もかなりいい(2枚目、ヒプノシスのデザインジャケットによる"AMERICAN ENGLISH"最高)ので、古CD屋で見かけたら声かけてやって。

声かけてどないすんねん!!

昔の日記;スティング2000年"BRAND NEW DAY TOUR"関東公演

2000/10/27(fly)

今回スティングのブラン・ニューデイ・ツアーを振り返ってみて、一番印象に残ったのは(自分的に一番好きな「マジック」や「見詰めていたい」といったポリス・ナンバーを除けば)イングリッシュマン・イン・ニューヨークかもしれない。スティングのいまのところの一番売れた曲だろうし、一番よく出来た音と歌詞の複合体だろうし、洋楽好きなら誰でも知っているくらいだから、ジャズとロックの妙なミスマッチが露骨に、でも清新に顕されたこんかいのアレンジが、聴衆にも好意的に受け容れられ、一番盛り上がったのは幸運だったとともに、進化したスティング”バンド”サウンドを印象づけることになったようだ。コンサート帰り、「”あんな”新曲ばかりやんないで古いヤツだけやってればいいのに」みたいなことを言っていたヤツがいた。・・・正直そうおもうこともある。ベスト盤ツアー(「苦肉の策のベスト盤」という諺もあるが・・・無いか?)は確かに盛り上がったおぼえがある。でもスティングは少しずつまた変わりだしている。最早ボーダー・ミュージック(ジャズとロック、とかレゲとロック、とか、ワールド・ミュージック(要は民謡)導入とか)なんてフツーで、その点ではもう「新しくない」。でも、あの声は、あのプレイは、完璧主義のステージは、多分次の美味しい果物をはこんできてくれるに違いない。・・・きっと。

オリンピックとともに。

2000/10/26(thu)

sting最終日。天井も間近の席は、立ちあがったり呼応したりするのが奇異にうつるくらいクールな(寒い)ゾーン。一回も立ち上がらないでスティングのコンサートを聞き終えたのは初めて!TBSは昨日だけだったようで、今日は一切カメラが入っていない。追加公演発売に気がつかなかった自分を悔いながらも、落ち着いてステージと客席全体を見渡す。結構客の盛り上がりが緩やかで、第一アンコールまできてやっと二階席上まで拍手喝采という状態(マジックなど盛り上がりポイントでは、みんな揺れてたけど)。でも最後フラジャイルは手拍子入るほど大盛り上がりで、でもスティング自身はいつもどおりあっさり終了(まだまだ世界ツアーは続くのだ)、お決まりのポーズを残して、去っていった。ところでキッパーさん(キーパーソンといっていたのか?)の人気が凄い。何故だろう。7:10ー9:00きっかりの時間配分。

演奏面はさすがに武道館にも慣れたようで、こなれたけれども、スティングの喉は最初の横浜に比べパワーダウンしていた。・・・けどね。逆に枯れたヴォイスが「らしさ」爆発、7デイズとロクサーヌはまた微妙に他日と違う(とくにロクサーヌは昨日風でもまた少し違った)ひそやかな歌いかた。あるいは余り声を張らないようにしていたのかも。この息切れ状態、前のツアー最後もそうだった。今回声量復活しているし表現幅からしてスケールアップしているので、どちらの演奏をとるかといえば、今回のツアーをとるな。ベースのソリッドな響きも耳に残った。多分今回の関東ツアーで一番良かったのは昨日のテレビ入った演奏か、最初の横浜だけれども、今日は良いものを聞けた清々しい余韻・・・が印象的だった。

本日の白眉は孤独のメッセージ。ソロプレイの後半に自ら酔いしれたスティング、途切れ途切れのメロディライン、独特の演奏に酔いしれる観客たち。・・・良かった。

それにしても2階席の頂上まで一応埋まっていたから当日券でほとんど満席になったんでしょう。武道館はいい。ステージが思ったより遠く感じないし(構造的にじっさい遠くない)、それぞれの席にそれぞれの良さがある。上から見下ろしたステージは音こそまるでレコードを聞くような音だったけれどもマヌ・カチェのせわしない動きやキッパーさんの電子ドラムまでしっかり見えた。音楽ライターなんて、ちゃんとレポートしようとしたらアリーナからだけじゃわかんないよな。きっと。このへっぽこ席(ちなみに南西の上から3列めくらい)結構気に入った。今回は先週月曜のアリーナ中央11列目の席が一番良かったな。4年後席取りがんばるぞ。ファンクラブ入るかな?

2000/10/25(WEN)

今日のスティング武道館公演のメインはロクサーヌでしょう!あの歌い込みかたは印象的だった。時間はぴたり7時10分はじまりで9時には終わるという、ほんの少し短めだったけど、そうはかんじなかった。より遊びも入って(何度も言っていた”アリガトー!!・・・ドウイタシマシテー!!”は絶対ネタだぞ、スティングはある程度ニホンゴがわかるはずだ)充実していた。7デイズを普通に歌う(ビデオでも声を潰してましたね)など、16日とは微妙に違った様子だった(少々疲れてるけど慣れてきたってかんじもあった)。

今回2階スタンドの前から2列目の南ど真ん中という好位置だったので、座っても全然見えたし、何よりはじめてステージ全体が見渡せたのが良かった(今までアリーナ以外で見たことが無いな俺そういえば)。スティングの顔が辛うじて確認できるギリギリの席だから、スティングオンリーファンには残念な場所かもしれんが、アリーナ端っこなどに比べれば絶対いいぞ。音のぬけもいいし、見えるプレイヤーも偏らない。舞台裏まで少し覗ける。バンドのみなさん出番以外では結構クールですね。ツアーも2週目になると。

・・・それで、落ち着いて聞けたかといえばそうではなく、前半で息切れして最後座ってしまうくらいのってしまった。2階スタンドの客層いいぞ!アリーナがバラバラしているときにも歌いまくっている。孤独のメッセージなど、みんな合唱。言われる前にちゃんとクライムズ・アップ(クラップともかかってるんですね)してる。・・・疲れるくらい。今回はほんらいの最終公演で、一番席がとりづらかったわけで、でも2階席だからこそはじめて確認できたことがいくつかあった。すこーし前の記述も修正しています。冒頭と最後でスティングはギター持ち替え(音きけばわかりそうなもんだけど)だったし、「君がなすべきこと」のメドレー途中などで舞台の布が落ちたりする演出、ホール全体のライティングの妙などかぶりつきじゃわからんな・・・

TBSが来ていた。入場時にいきなりカメラを向けられた。眩しい!!・・・逆にこちらのカメラチェックは省かれた。袋開こうとしたのに無視されたぞ。ステージ前をスライドするカメラ(あのオリンピックのやつみたいな)やクレーンのアームのついたカメラがあって何台か地置きのカメラもあったので、テレビでやるのかビデオで出すのか?どっちにしろ要チェック。

スティングの喉は後半疲れが出て声量が落ちがち、総じてまあまあだったけど、今くらいの方が枯れた雰囲気があって曲によってはよかったかも。スティングのベースプレイは前回武道館よりアグレッシブ。今日は兎に角お客の反応が速く(俺は速すぎて迷惑な輩の類)、「呼応」を求めるところでは呼びかけられる前に呼応。ロクサーヌの長い長い応酬なんてなかなか感動的だった(少々纏まりがなかったかもしれないけど)。バンドメンバーも嬉しそうにみえた。横浜では怒りがちだったキッパーさんすら、可成にこやかだった(何故かキッパーさんへの声援も凄かった)。最後はあっさりしてたけど明日があるからね。

とにかくロクサーヌをいつおわるんかといったくらい長く歌い込んでいたのが本日のポイント。さあ明日最終公演はもう2階南東スタンド最後列だ。こんどこそゆったりたのしもう。

さいごに、ジャグワー(ジャガーでいいの?)のCM、プロモビデオ抜粋だけじゃなくて、半分ちゃんとスティング出演ということでとってるんですよね。あんまりテレビでやってないだけに、今度見たら録画だ!!


2000/10/16(MON)



いやいや月曜日の本日、今まで見た一番前&中央の席だったので、それだけで感動してしまった。スティングが握手でき”ない”くらいの距離にいる!ていうだけで驚き(意味わからんな・・・)。顔をまじまじはっきり見たので、下のラクガキが事実に反しているんを再確認。ベースも同じ。音がほとんど生音なのにも感動した。
武道館はかなりカンソウしていて、こっちも喉が痛くなった。スティングは冒頭からかなり歌いにくそうだったけど、じき湿度が上がると、横浜のときよりリラックスしたいいムードで進んでった。真ん中で確認してはじめてわかったのだけれど、2ndドラムセットって、唯1曲(PERFECTLOVE・・訂正しました)だけのためにわざわざ置いてあったんだね。横浜のときは、何故ドラムが2セット?て周辺で話題になってた。キーボードはカークランド亡き後の補助ってことで二セット(人)。whenthe world・・・のメドレーって最初は1stキーがやって、インプロで2ndのジャズピアニストが弾きまくる趣向だったんだね。先日はすごく右寄りの席だったのでわからなかった。このメドレーは先日より盛り上がった。演奏や歌の完成度なんていったら横浜のほうがよかったんだろうけど(あっちがコンサートホールだったので音が良かったせいもあるか)、客(ほんとに隅々まで満員御礼)が暖かくて、横浜のときよりもバンドメンバーみんなにこやかだった。拍手を促したり呼応を求める動作も殆ど無くて済んだのが嬉しかったのかも。
前述の理由で時折声が途切れサプリメントをさかんに飲んでた。そしてどこでだったか、「喉ぬーる」?を喉に吹き付けた!・・・そのあと脇の下に吹き付けた「おやじギャク」は一体。今日はその喉を逆手に取ったのでしょうか、セヴン・デイズの最初とか、わざと声を潰して歌ってた。まあ、とにかく終始和やかで盛り上がってて、いいステージだった。日本人は大人しいね、それでも・・・(とくにアリーナ前方のひと、、、)。黄色い声援も飛び交い「若い人率」が格段に上がってたから安心安心。ひとそれぞれ自分の世代の曲で熱狂する、といった風景ほほえましかった。終演後さっさと逃げるのではなく、何度も挨拶していた(じゃっかんニホンゴ喋ってたけど矢張りサービストークは一切無し)。メンバーが凄く和やかだったのがなにより。逆に横浜の時がおかしかったのか?
・・・さてあとは大阪やら広島やら、そうして戻って来週の武道館2公演、、、(超過密!日曜は仙台だったらしいから土日月連続別の場所、なんて・・・このあとも世界ツアーは続く)
私は2階のへっぽこ席なのだ。まあ二回、信じられんくらい前でじっくりと見れたのだから、あとはリラックスして楽しみます。ブラン・ニュー・デイ・ライヴツアーのヴィデオが出ているが、日本ではDVDだけ(10/12)らしい。仕方なくVHS外版で買ったけど(1000円くらい安い)いわゆるミレニアム・ライヴに近いやつ(年はじめくらい、universal amphitheatre)で、when the world・・・のメドレーが無いのは残念。88分だから少し短い。同じ曲目ではほぼ一緒のアレンジ。舞台セットもおなじ。メンバーは少し違っているし、スティービー・ワンダーがゲストで出たりコーラス付けたりヴァイオリン入れたりで、今回の舞台とはやや違うイベントものと考えた方がいい。やっぱ本公演のほうがいいわあ・・・。ただ最後の「孤独のメッセージ」の歌い弾きは見れます。ヤマハのドラムセットやスティングのベース(横浜のプレイは良かった!)は多分同じ物ですのでお詳しい方ご確認。
武道館にもどろう。キョクモクやアンコール全て横浜と同じ。今回違う曲をやることはなさそう。プログラムが緻密すぎてる。96年マーキュリー・フォーリングツアー(前回、つまり今回は4年ぶりだったわけです)では、日によって2、3曲変わっていた。いろいろサービストークもあって、ツアー最初のほうだった(とおもう)せいか、かなり「遊び」があった。終始キーボードが前面に出ていたのが音的に好きだったな・・・。カークランドにしろサンシャスにしろ、やはり黒人にしかできない独特のノリ・リズムがあった。ポリス時代のコープランドも、かなりマニアックな独特のリズマティストだったし、今回あの若いジャズピアニストはちょっと荷が重かったかも・・・。しょうがないけど。
そういえばわかんないって書いた曲、「バーボンストリートに昇る月」でした。れいの声(トランペットと張り合う趣向だったのにはじめて気がついた)の伸びは横浜よりは少なかったようだ。


2000/10/14(SAT)

「まさか追加公演が出てたとは」・・・へっぽこ席を確保しながら、今日のコンサートを思い出すだに、



やっぱSTINGてスげえ!


てこと。パワー落ちてるなんて撤回撤回。声量は完全に復活(中盤ジャズナンバーを歌い上げたときのなっがーーーーーい声!)、とにかく喉の調子、今日は最高だった。ツアー終盤での来日ということで完成度が一段と上がっていたのかも。時折1STキーボードの怒り顔やドラムの感情の無い顔がかいま見え、スティング自身は殆ど言葉を口にせず次々曲を繰り出して早々に退散というちょっと哀しい振るまいぶり(前に武道館で、台風の混乱したときだったか、急に客席からお客さんを上げて、一緒に謡うという「らしからぬ」サーヴィスぶりにびっくりしたこともあったなあ、そういえば)だったが、簡潔というより凝縮された、中身が濃いステージだった。バンドが少し固かったように感じたが、カークランドが消えて若手だらけになったせいもあるのだろう。遊びが少なくてオーソドックスに完璧を求めたステージという気もした。前回フリージャズっぽい結構尖鋭なアレンジとか入って、お客さんが混乱する変リズムがやたら交錯してたから、それと比べると全般おとなしめのアレンジではあった。でもロクサーヌ(最初優しいギター・ソロに乗って、さりげなく歌い出したのにはびっくり)とかイングリッシュマン・イン・ニューヨーク(原曲に凄く忠実だったのが、途中ジャズが入るところでは本格的なジャズ・ライン(今回カークランドの遺志を継いだほんまのジャズピアニストが入ったのだ)、ロック・ドラムが入るところはイマふうにカッコ良くなってた。)など、曲によってはびっくりするような顔つきもあったし、下手に手を入れず真摯に歌い上げる古い曲との対照も面白かった。あとは予定調和のアンコール二度め、徐に舞台に姿を現したスティングが間髪無く独り歌い弾きを見せたけど、これが・・・巧い!!すげえパワーある、やっぱし!!
最初パシフィコ横浜ホールの意外な狭さ(武道館より入らないのでは?)と、いつになく前の席が取れていたこと(17列め、舞台高が低くて客席に近いクラシック用ホールなので、この位置くらいでも無茶苦茶近いのだ)、舞台装置の簡素さに拍子抜けしていた。事前の人の集まりも悪かったし、当日席出てたし(ソールドだったはずだよね)、ダフほとんど出てないし、何より、
オバハン・オッサンだらけだし!メガネだらけだし!
黄色い声援の木霊する横浜アリーナコンサート(ベスト盤ツアー)を思い出すに、「ドームレベルのアーチストでは、最早ないのだな・・・。」
席は木で出来た豪華な造り付け、前におしかけづらいタイプで(押し駆けなんてしないけど)、「スティングもオトナになっちゃったんだね・・・」
大体スティング・バンドに復帰後、2回だけあの超絶なテクとナリの健在ぶりを見せてくれたケニー・カークランド(key)・・・が亡くなった(新聞に出た)とき、少なくとも日本のマスには追悼の言葉は出てこなかったし、今回プログラムで初めてその想いと経緯を知ることができたけど、昨秋の新アルバムにも殆ど(全く?)追悼の意図が見えず、スティングの冷たさを改めて確認したような心持ちで、おもえばそれで新アルバムを好きになれなかったというのがあったかもしれない。
なんて考えるうちにいつのまにか開演。6時のはずが6時15分くらい。まあいつも通りだ。これで 8時きっかりに終わるのがスティング流儀。全てが出来上がったステージなんですね。オトナだ。
jazz色がかなり復活してたのも今回の特徴だろうか。あと、でっかく目の前に立ったスティングにびっくりした。写真で見る近頃のスティングは「老人」だったので、黒いタンクトップに太い二の腕、胴まわりは一寸太目になってたけど、近くで見ても生き生きとした肌に動きで、働き盛りの40代前半くらいに見えた(まあそうみえてくれないと困るんだけど)。
新アルバムの曲は盛り上がりが少ない。これは自分もそうだったからなあ。良い曲というのはわかったんだけど、演奏の凄さで聴けたというかんじで、派手さや深みに欠ける(生活安定してしまったからねスティング)なんて言ったらころされるな・・・
客層が三つあって、
古:ロクサーヌ世代
中古:ソロ開始以後(シンクロニシティ世代)
新:10サマナーズテイルズ以後(ここの若年層(派手な格好)が、少ないだけに異様に目立っていた)
自分は中古の世代。多分古世代が三分の一で、中古が大半、新がごく少ないといった盛り上がりかただ。結構もとの曲に無い歌詞を加えるのだが、日本人は難しい英詩の綾がわかりませんので、私もどう盛り上がったらいいのかわからない局面もあったな。スティングは難しい。ニホンゴだとニュアンスないし。曲もジャズ好きだけにリズムが難しくて、拍手を入れづらい。でもまあ、今日は満足だ。てわけで追加公演チケットを手にしている。
あ、そうそう今回も
when the world is runnin’down
のメドレーありましたよ。新アルバムの”DESERT ROSE”から3曲メドレー。一応本公演部分(アンコール前ね)のトリだった。これがトリなんて久しぶりでは?ライヴアルバムや、サンシャスのころの素直なアレンジに似てる、と思ったら途中のピアノソロは典型的なジャズアレンジから前回公演の前衛なヤツみたいに途中音が絶えて盛り下がってしまう感じの ”かでんつあ”で、まあそのあとのドミニク・ミラー以後の歌がしっかり歌われたのでokだけど、2回前のあのすごい突っ走るノリ(ラテンのリズムが入ってもう熱狂の渦の横浜アリーナ、最高だったな!そのあとの代々木のときよりカークランドがのってて、泰然と構えた巨体から伸びた腕先の10本の触手が目にも止まらぬ速さで動き、なんでもない顔をしつつも激音の奔流を撒き散らしていた・・・)のあるアレンジをいつかまたやってほしいな!ちなみに、ラテンのリズム、一瞬だけ混じった。
キョクモクう?覚えてるだけ書きます。長い名前がおおいので適当に縮めて書きますね。


A THOUSAND YEARS,SET THEM FREE,AFTER THE RAIN~WE'LL BE TOGETHER(びっくり!), PERFECT LOVE,ALL THIS TIME(ライヴビデオには無い曲目),7 DAYS,FILL HER UP,FIELDS OF GOLD(ライヴビデオには無い曲目),MAGIC,(ここでヴィデオではGHOST STORYがはいる),MOON OVER BOURBON STREET(前述のジャズ・ナンバー、ペットと張り合うスティングの超長音!!),ENGLISHMAN IN N.Y.,BRAND NEW DAY,ROXANNE(ライヴビデオには無い曲目), (ここでヴィデオではTOMORROW WE'LL SEE),DESERT ROSE~(ライヴビデオには以後入らない)BRING ON THE NIGHT~WHEN THE WORLD IS RUNNIN' DOWN

で、いったんお開き(さっさと次の準備をするスタッフ(全員外人です))、
SHAPE OF MY HEART(ライヴビデオには無い曲目),LOSE MY FAITH IN YOU(ライヴビデオには無い曲目)~EVERY BREATH YOU TAKEでメンバー紹介、当然一旦シメ。(ライヴビデオにはこの位置でリチウム・サンセットが入る)この時点で結構時間が遅くなっていた(もう8時間際)から、スティングもトークの暇なかったんだろか、もう汗ふいて間髪入れずってかんじで暗い舞台に走り込んで、


MESSAGE IN A BOTTLE

のひとり弾き歌い。これが最初に言った凄いヤツです。客席からの黒い呼応(何度も言うけど、若い女性率が凄ーく低かったぞ)そして最後はやっぱりしめやかに・・・
FRAGILE
あっというまに明るくなって「終わりー」のアナウンス。8時ギリギリ。長かった方だよな、イママデの例からすると。そのわりに全然長かったと感じないから、冒頭でいったとおり、
やっぱSTINGてスげえ!ベースプレイも凄く良かったぞ!
あさってからは武道館~全国巡行でまた武道館の追加26日でシメ。結構長いけど喉おだいじに。結局おれは首都圏4公演全て行くのであった・・・。グッズ高すぎるぞ!プログラム2000円だぞ、金がないー!!


データ:

ヴォーカル、ベース:スティング

ギター:ドミニク・ミラー

ドラムス:マヌ・カチェ

(1ST)キーボード:ジェイソン・レベッロ

トランペット:クリス・ボッティ(今回のメインといっていいでしょう、ソロまんさい。前回のクラリネットの位置ですね)

シンセ(打ち込みドラムも)/(2ND)キーボード:マーク・(キッパー)・エルドリッジ

以上皆さんソロ活動もバリバリの凄腕揃い、今回も。

ジャズ色濃いですねえ・・・

いま出ているヴィデオはメンバー基本的に同じですが、スティービー・ワンダーがハーモニカ、

その他コーラスやゲストアーチスト(ヴァイオリンなど)が入ってお祭りムードです。


マネジメントは当然マイルス・コープランド・・・ステュワートは今いずこ?

(敬称略)

以上、2000年も終わります。。。

昔の日記;スティング2005年"SACRED LOVE"関東公演

2005/1/22(sat)23追記

いちおう今回のツアーも書いておく必要はあるかもしれない、と思って書く。忘れた頃にやってくるスティングだが、前は世界ツアーのしょっぱなとか結構優遇されていた日本もすっかり中盤の、いい意味ではこなれて、悪い意味ではオシゴト色が強くなった時期に回されるようになった。東京周辺公演の数が1回減ったのも(まあ前回の横浜は余りに場所が悪かったけど・・・アリーナでなく国際会議場でやってしまったのだ、クラシック用ホールで)チラシ配布が無くなったのも、招致事務所が変わったとかそういう理由だけではあるまい。1週間という長期、しかも広島とか福岡までカバーするというサービスぶりではあるものの、余り話題を提供することなく正直地味な活動にてっするという印象が強いのである。

本国ではしっかりやった自著サイン会も人数時間限定、しかも「予め」自著購買者のみ「抽選」、という商売気。本は会場でも売り、そこには漏れなく直筆サインという信じられないサービス・・・というか商売気なのである。ワタシは3冊買うはめになった。。確かに労作で大作で、訳もよく、また数々のアルバムで暗喩的に示されていた内面が余りにあからさまに曝け出された内容は、今の決して表情や佇まいを崩さない、計算され尽くしたことしかしない痛々しい迄のショウマンシップ、イメージ保持の努力の結果としてのギグからは決して伺い知ることのできないものであり、そういうものを世に出す事ができたという強い思い入れの結果なのだと好意的に捉える事もできるかもしれない。その意味では素晴らしいのであるが。

この著作を読めばわかるとおり、まあ他の人の書いた伝記本でも或る程度触れられていたことなのだが、余り恵まれた家庭に育たず、長い下積みの中で家族を養わなければならなかった経験を持つ苦労人であり、金にひときわ拘るのは今や「スティング」という巨大ブランド・商業体になってしまった、その背負うものを考えると当たり前なことなのだが、それにしても今回の異様なグッズの多さ、高さ!カンバッジ1000円は確かに外タレには珍しくないが、ポスター集10000円バラ売り無しだとか、シャツ10種以上とか(珍しくメッセージTが売っていたがツアーTより1000円高い!でもさすがセンスいいから買った)凄い数・値段なのなんの。昨日は全然そんなでもなかったが(グッズ売り場一番乗りでしたワタシ)プラチナチケット寸前状態の今日は長蛇の列が出来ていた。

そう、今回は非常にチケット確保が困難だったのである(ただ例によって裏技が多く、特にNYにできた(ほんとアメリカで受けがいいよな)ファンクラブ経由だと思い切りイイ席がとれたらしい)。だから結局ナマ声の聞こえない場所しか押さえられなかった私はテンション低いのだが、4年ぶりというのは確かに長かったというか(私には予想通りだったが)、ファンは待ち望んでいたということなのだろう。心なしかへっぽこ席でも周りに初心者的な人は殆どいなかった感じである。

内容的にはちょっと新味を加えた事が裏目に出ている気もした。定番曲はやはり定番曲としてやってほしい。englishman in NYとかmagic、every breath you takeは確かにやっていた。でもenglishman in NYはスティングのわかりやすい振り付け(ちなみに今回芝居がかった振り付けが割合多く、舞台装置も大掛かりで物凄く映像を使っているのだが、映像は基本的に歌詞の説明をアーティスティックに視覚化して作られており、言葉の壁を飛び越えたいという古くからのこの人の理念が表れていた。「愛」なんて文字が出て、思わずクラブ愛を思い出した私はもうスティングファン失格か??)や中盤のジャズ・ピアノからロック・ドラムの部分のヴァリエイションが聞き物だったものの短く、後者二曲は殆ど工夫無くそのままやられていた。とくに私がポリスで一番好きなmagicが余りに流すようにそつなく終わってしまったのは哀しかった。「孤独のメッセージ」のほうがむしろしっかり表現されていたように思う。

私がこのバンドが来るたびに楽しみにしている一番のものはbring on the night~when the world is running down,you make the best of what's still aroundのメドレーで展開されるピアノ・インプロヴィゼイションなのだが、今回は新曲の中に断片的に吸収されてしまい、メインプロの座から引き摺り下ろされてしまっていた。同様に戸惑うファンの姿も見られた。そしてかわりにメイン(本編フィナーレ)になったのは何とロクサーヌである!!寧ろストレートにやるのがいい粗削りな出世作をこれでもかというほど長々とやって、照明も赤い灯火の下で男を誘う売春婦の雰囲気など微塵も無い派手さなのだ。赤い板が上がったり下がったりとか、「えー・・・」と思いつつもいつもの呼応を叫んでいた私だったが、ちょっとイマイチだった。

最近ホーンセクションが無いことが多い。そのかわりにシンセが常駐するようになり、今やスティングの片腕で人気のキッパーが座につくようになった。スティービー・ワンダーがハーモニカを吹いていたbrand new dayもシンセで代用。その他挙げればきりがないが、とにかくちょっと電子色が強い。最新アルバムを聞けば誰しもそう思うだろう。電子音バリバリの「ジュリアナ・トーキョー!!」みたいなsend your loveで始まるところからしても、ここのところの基本線アコースティックというイメージから大きく逸脱。

その最新アルバムもセールス的には前作に及ばず、収録曲にかんして今日はさすがに盛り上がったが昨日は余り盛り上がらなかった。コレ、という決め手が無いというか、「染みる曲」「ガっとストレートに盛り上がる曲」が少ない。曲数の少なさのせいもあるかもしれない。目新しさとしては二人ないし三人の女声ボーカル/コーラスが加わっているところで、NYでは懐かしいwe'll be togetherなんかで威力を発揮していたようだが、まるで浮気のようなデュエットを演じるところなどまた芝居がかっていていかにもスティングらしい一方、違和感を感じるところもあった。曲がそうなんだけれども、メロディを完全に黒人女声ボーカリスト(なんで黒人女性ボーカリストってみんなあんなに凄いんだろ)に渡してしまう部分が目立ち、昨日なんかは客席が醒めてしまったりもしていた。ソウルでファンキーで私は大好物分野だから楽しかったのだが、確かにラインはスティングだけど、ほんとにスティングなのか?という戸惑いを感じた。でもこうやって変わってきたのがスティング、いわば過渡期なのかもしれない。ドラムセットが二つ両翼展開していたが(正確には片方はパーカスのセット)、うるさい、という声も周辺で聞かれた。私も余り意味を感じない。リズム強調は一層スティングの志向の変化を示していたが、激しいドラムアクションも冒頭だけで、もったいないというか・・・。しまいにはパーカスはボンゴ抱えてドラムの下に蹲ってしまった。

フラジャイルが真ん中に配置され、しかもスティングのソロだけじゃなかったことには誰しも違和感を感じただろう。これも前述の定番のひっくり返しである。ではアンコール終曲は何だったかというとthousand years。悪くはないが、前回ツアーの最初の曲、内容的にはおかしくはないものの、ん?という感じだった。暗転してさっと明るくなったら既にメンバーが整列して手つないでお辞儀、そしてさっさとはけていくところなどいかにもオシゴト終わり的な雰囲気を醸していてちょっと・・・だった。全部で110分といったところ。曲数の違いから初日はもっと短い(初日は調子を崩していたようだ)。前回よりはやや短いか。

終わりに触れたので最初にも。今回は殆ど遅れず、5分過ぎくらいでいきなり始まるという不思議な几帳面さだった。おかげで昨日など席につけないアリーナ客多数。昨日は遅かったからそうせざるを得なかったのかもしれない。ちなみに昨日はそうとう早く着いてしまったのだが、なんとリハを暫く外から聞くことができた。かなりしつこくやっていて、おお、と嬉しくなってしまった。だが昨日については会場の乾燥や恐らくスティング自身の体調が悪かったようでミスもいくつかあった。だがサイン会でリハできなかったはずの今日はカンペキ。うーん、やっぱ会場の熱さに呼応して調子も治るのかもしれない。

スティングは若返っている!やや痩せたように見える。肩を見せないスーツに開襟シャツという伊達男スタイルで筋肉も見えない。かなり胸が薄く体も手足も細いハンサムそのもの。胸が大きく開きポケットに赤いハンカチを見せているのはまるで「さらば青春の光」の年代のイギリスのコウコウセイを見るよう。髪の毛もひっつめてアルバムのジャケットくらいにまとめられており非常にきっちりキメている。その点昔を思い出した。さすがに皺が目立つけど彫りの深い顔付きや表情の豊かさが十分カバーして、アクションの若々しさも前回のマッチョおじさん系とは違っている。

リリース後じつに1年4ヶ月、その間にいつも通りより高い完成度を求めて変遷していったであろうステージ、時期的にも一応の完成形を見る事ができたということで、とりあえず納得しておきましょう。

(追記)最終公演はプラチナになった二日目並に盛り上がった。満員御礼状態。演奏自体も盛り上がり、特にレベッロのピアノがさえまくっていた。when the world~のインプロではケニー・カークランドに敬意を表してかそのスタイルで演奏し喝采を受けていた。業師だ。照明にアクシデントはあったがおおむね巧くいったといえよう。心なしか長かった感じもするがそれでもせいぜい5分くらいか。

曲目:

(thousand years(導入曲、インスト部分))

send your love

message in a bottle

(初日のみ省略) if you love somebody,set them free

mercury falling

(メンバー紹介)

dead man's rope(部分的にwallking on the moon)

brand new day

shape of my heart

englishman in New York

fragile

fields of gold

sacred love

whenever I say your name(ジョイ・ローズとのデュエット)

every little thing she does is magic

never coming home(途中when the world is running down,you make the best of what's still aroundの超キモチイイ定番インプロ挿入、余りモダンに崩さない聴き易い正統派ジャズピアノが印象的。流れるようなキータッチ。ドミニクのソロもちゃんと入ってます。)

roxanne

(殆ど間をあけずアンコール)

desert rose

if I have a lose my faith on you

every breath you take(最後メンバー紹介)

(殆ど間をあけずアンコール2)

thousand years

(一瞬暗転して整列、挨拶して終わり)


データ:

ヴォーカル、ベース:スティング

ギター:ドミニク・ミラー

ドラムス:キース・カーロック(若い。パワードラムス。マヌ・カチェみたいなノリにはまだちと及ばないかも)

パーカス:ラニ・クリヤ(若い。アラブ系の曲で威力発揮。でも一番地味)

ピアノ、キーボード:ジェイソン・レベッロ(太った。そのせいか安定感がありケニー・カークランドをいっそう感じさせるスタイルになった。凄く馴染んだ印象。)

キーボード(シンセ):マーク・(キッパー)・エルドリッジ

女性ヴォーカル:ドナ・ガーディアー(アルバムではコーラスに参加、歌いまくり)、ジョイ・ローズ


ドミニクがクラシカル・アルバムを出したのは記憶に新しい。他のメンバーも(若返っているからそれほど無いが)個人活動をしている人もいる。

昔の日記;2000/9/9 プラス10/6プラス10/13

スティング公演が近付いてきた(東京)!でも今回(昨冬)のアルバム、1曲くらいしか覚えてない。定番の「忘れた曲(さいきん序奏しか入らない)~whenthe world is runnin’down~」メドレーだけをききにいきます、あれは毎回アレンジが違って楽しみですから!それにしても、今回は異様に席がとりづらかった・・・。いまだにスティング一筋っていう人もあんまりいない気がするがなあ。ファッションになってんのかなあ。あの声いいけど、パワーがモウかなり落ちている。・・・かなしいが仕方ない。
ライヴといやあジャミロクワイまた来ないかな。ドームはもう勘弁だけど(音悪い!)JKもこんな広い場所初めてだって言ってたな、去年のライヴで。

グラストンベリー音楽祭の映像(BS)、ケミカルカッコ良すぎ!!ライヴいっときゃよかったあ・・。デヴィッド・ボウイはなんか「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のクルーズみたいなながーい髪の毛が異様。グラムの時代に戻ったみたいだが、テクノなボウイ、好きだったなあ。そっちは、もうやんないんだろか。スティングなんてグラムに憧れた世代なんですよね、未だにアレって・・・ボウイってすげーや。ティン・マシーンは勘弁だけど、大御所にあんなことができるってのもカッコ良すぎ(これも古いハナシか)。アート・センスも好きや!(ウソ大阪弁)「セヴン」のエンドはハマりまくってて、映画館でもアルバムジャケット見てもシビれたシビれた(ふるい言いまわし)!スティングみたいなクセが無い「完璧さ」が逆に弱点とも思える。それでも俳優業からひっこんで復活後、人気衰えないから凄いですね。アワーズ(いまのところ最新)のひとつ前のアルバムは、今でも無茶愛聴してます。すごくアドレナリンが出ます。出過ぎて抜きたくなる・・・

今夏ピーター・ゲイブリエルのOVOが期待だったけど、ちょっと外した感じ。純粋なアルバムじゃないし、2曲ほど旧ジェネシス末期の雰囲気のある曲があるほかは、
すやすや・・・(ノンレム睡眠)

スティングもそうだけど、オジイサンになっちまった。無理して「イマの音」に合わせてない分よかったけど。それでも古くならないのが、元祖ワールド・ミュージックの面目躍如。そうだよ、ポリスがホワイト・レゲエ+ロックの完璧なコラボレーションでノし上がるずっと前から、プログレの名のもとに民族音楽を取り入れて独自のロックスタイル(ロック?てところもあるけど)を確立していたんだ。ひまわりスタイルのPG、生で見たかった。年代的に見てないのです(見てる世代ってどうかんがえても40は越えてるハズ)。アングラビデオでおかしな発言を繰り返すPGは、パンク旋風(”旋風”って似合わん言葉・・・)とはカンケイ無しにヤバかった。まあ知識階級のロッカーは顰蹙も山ほど買ってた訳で、大学出の金持ちボンボンが金にまかせて才能発揮する機会を得続けている状況は、AORスレスレのインテリロックというレッテル張られても仕方ない面あるけど、でもあれはヤバイ。今のロマンスグレー(うわーすげー言葉)しかしらない世代って、「ツマンネー」とか言って聞き捨てるんだろな。別にいいけど。

例のソフト、Winベースで出し直してくれないかな。

イタリアンなボサとか聞いている今日このごろ、肌寒い風が耳を撫でるたび「この2ヶ月遅れ!」
と自分に突っ込んで更にサムくなる今日このごろ。ブレイクビートとボサの融合!とかいうコンピレーションアルバムも買ったけど、余り聞かない。なんかボサってボケっと同じ処くるくる回ってるみたいだな。それがいいんだけど。

”INCredible Sound of The Dream Teem”無茶ゴージャスで久々のヒット。 1枚目がヨイ。買って即三回きいた。2枚目はおシャレ、夜の雰囲気。悪くいえば古臭い。「インコグニート臭」ふんぷんの盤だけど買って損はないだろう。
・・・1ヶ月後、飽きた自分がここにいます。

クレイグなんたらのアルバムも聞いている。打ち込みドラムがポコポコポコポコ、2ステップって懐かしい。音が軽くてリズムが若干複雑なだけのソウルフル・ハウス。ブレイクビートより余程入りやすい。

やさしくて少しオシャレな音の(渋谷なんかでなく「本国」での)復活、SwingOutSisterの復権間近か?次作期待!

(10/23補記)

SwingOutSisterの大ファンで、ツアーごとに東京全公演、いつもほぼ真ん中(から右寄り)の最前列という位置でかぶりついて聞いています。「ストーカー」と思われてるかも(んなこたあないか)・・・と心配していたら、1枚前のアルバムツアーで大阪から渋谷まで追っかけしてきたフリーターの女の子がいまして、終演後、新幹線めがけ爆走してました。

・・・

俺なんかマダマダだ。

このデュオ(当初3人(ドリカムの先駆け状態)、シンセ多用を主張したメンバーが2枚目には脱退、今はベーシストなどを含めて「バンド」を名乗っている)、私の多感な時期をささえあるいは共に歩んでくれてきたオネエサン的存在です。1枚目に入っている「ブレイク・アウト」は世界的にヒットしカヴァーも多い名曲です。なんだか時代的に「男女雇用機会均等法」の香りのする内容ですけどそこがまたノスタルジック。キーボードのアンディ・コーネルは演奏も作曲もばっちり才能豊かな方で、個人的に凄く想いでの詰まった知られざる名曲を沢山送り出してくれた。

「バカラックが私たちにとってそうだったように、私たちの音楽が聞いてくれた人の想い出と一緒に残ってくれれば嬉しい」

と語っていたコリーン(Vo)、私にはまさにそんな存在です。中でも沈黙を破って発表されたレイ・ヘイデンがプロデュースした「リヴィング・リターン」は、手元の全ての音源(5千くらいか・・・馬鹿な男だオレも)なげうっても残したいアルバムです。洒落すぎてジャズっぽくてSOSらしくないという声もあったし世界的には売れなかったけど、「ララ・ミーンズ・アイ・ラヴ・ユー」(カヴァー)、耳にした人多いと思う。FMがやたらと流していたから。

1995年の夏だったか・・・。原曲に勝るとも劣らない暖かな感傷にひたれる。コリーンの声質を除けば全てが古びないし、当時つきあってた相手とか、一緒にあるいた夏の海とか思い出す。ちょっと涙・・・(そのままイイ方向にいっていればもっとよかったんだけど、そこの傷がさらにこのアルバムをいとおしく感じさせてくれたりして)。

本当にいいアルバムです。どの曲も隙が無いし、スティングのようなギリギリ完璧主義ではなく、適度に遊びながらも(後期10CCのように後奏の長ーい曲があるのですが、余りにも気持ち良すぎて延々セッションし続けたのをそっくりそのまま収録したんだそうです)綿密な構成という距離感が耳に優しくて良い。

その次の作(これも名盤)は確か最初日本だけ発売になってしまったと記憶、「日本のソープ・オペラに曲を書くほど落ちぶれた」と揶揄されたドラマ主題歌を含んでいます。日本人好みの音なんでしょうか、日本での支持者は案外多くて、それでそうなったんでしょうが、結果かなり収入を得られたようです。なかなか優秀なメンバーを集めてゴージャス(SOSはゴージャスサウンドじゃないと!)なステージツアーしてました。内容的にはベスト盤ツアーが一番だった気がするけど、このツアーではじめてストリングスを入れることができて、オーチャード(埋まってなかったけど)でコリーンが、特に感慨深げだった様子を覚えている。

イギリスに長期行っていたとき、プールでなくしたメガネ以外で一番高い買い物だったのは、彼等のシングルと(今も評価の高いバカラック風アルバム「カレイドスコープワールド」(2作目)のころ)、同じく大好きな音だった「ブロウ・モンキーズ」、それと南アフリカのギタリストの日本未発売のカセットでした。あんなとこまで行って(泣)・・でも今ほど海外盤が手に入り易くなかったんですよ。「ウィンドマイルズ・オヴ・ユア・マインド」(カヴァー。同曲なんとスティングも最新アルバムでカヴァー!)はあの盤でしか聴けなかったですし。

最新作は低調だったですけれども(まあ、ああいう暗い音はハヤリではあったんですが、、)、昨年初くらい発売でした。今ごろ本国でもやっと発売されたかな。6月来日時はSOSサウンドの要であるはずのホーンセクションを欠き、土臭く地味なステージだった。前述の子は「もうトシだし、そろそろ”終わり”なんじゃないですかあ」と言っていたけど、できれば今後も、細々でいいので、続けて欲しいユニットです。

SOSについては非公式ホームページがあります。ファン登録ができます(情報はあんまりないですが・・・てゆうか活動が・・・なので<2008年現在は登録制bbs付きファンサイトに移行>

コノブログの趣旨

音楽関係のネット記事を10年ばらばらな場所に書いてきた。中にはもうどこいったんだかわからないものもあるけど(bbs以外でも)、インデックスとなるようなサイトもしくはブログをひとつ設けて、更に今後どこに書いたらいいんだかわからないような音楽関係の記事はここに挙げるようにしたいと思った次第ですが、どうなるんだか・・・

クラシック関係の記事は特に錯綜している。アクティブなブログにくらべ旧サイトの情報がほとんどデッドな状態にあり、そのあたりのデータで特に死蔵されているものはここに校訂転載とか、いろいろやってみます。

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