swing out sister 2009 in Billboard Live Tokyo
27/2/2009-
set list
~いつも細かくはいろいろなフレーズが入ってくるので、よく覚えてなかったり、知らない曲からだったり、アレンジとかアドリブまでは追えません(なので単にintroとか書いてる)・・・
こんなところだったのではないでしょうか。ほんとは全部日本ツアーが終了してからアップしようと思ったんですけど、案外検索してくるかたがいらっしゃるようなので。
まだ聴いてないかた、見たくないかたは見ないでください!
ご本人がたにとっては迷惑だと思うので敢えて日本語ブログに載せます(って本文は英語にせざるをえないんだけど)
入場曲:island overfly
twilight world
breakout
butterfly
beautiful mess
somewhere deep in the night
expect a miracle (Gina Foster)
intro-
icy cold as winter
who's been sleeping
where do I go?
somewhere in the world
double bass intro-
now you're not here (- o pesadelo dos autores -)
guitar intro-
am I the same girl?
love won't let you down
stoned soul picnic
***
intro(URASHIMA TAROU ;japanese traditional song)-
breakout
ライヴやリミックスやコンピではないスタジオアルバムとして四枚目のリヴィング・リターンは個人的に凄くすきなのです。でもついにほぼ(o pesadelo dos autoresの”サンプリング”を除けば)省略されましたね。。
ファンとアーティストご本人がたの違い、意向と趣向の違いはあって仕方ないものです。やはり双方の当時の心情や体験など、はなから異なっているもので、たまたま特定の曲について瞬間湯沸かし器だった人なんて、アーティストご本人がたがいい思い出がなかったり諸事情あって一切やらなかったらつまらないでしょう。しかしSOSほど長くやってると、どのアルバム、どの曲にもきっと思い入れを持っている人も、嫌っている人もいる。発言を繋ぎ合わせてみるとそれも含めて意識してくれてるから、それでいいみたいだ。一曲一曲に違う思い出がある、私にとってはここまで長く、決して気まぐれにブレることも技や権威に驕ることもなく、商業的に乱発することなくクオリティの高いものを提供し続けてくれている、そういう活動を続けているバンドは無いので、ほんとそういう感じなのです。この曲のときはこうだった、この曲を聴くとあの人を思い出す。この曲はあの風景だ。そういう感じなんですね。多分に感傷的なものを含みます。
私は最初の三枚は殆ど聴きません。最初の二枚はリアルタイムで聴き過ぎたこともありますが、ファーストはちょっと生乾きで曲数も少なく(とはいえ私がプレイヤーも持ってないのに買った初めてのCDで、既にラジオでブレイクアウト前の曲すら知っていた段階でしたからやや飽きていた可能性がある)、二枚目はオリジナルアルバムとしてはバカラックとかからの余りにあからさまな影響を完全には消化しないで投入してしまっている。。しかも、メンバーが減って印象的だったシンセが入らない・・・これじゃ「80年代の集大成」じゃない・・・でも、確かに時代はこれを求めていた。国外でもそうですが、国内では60、70年代リバイバルもあってそれこそ長期に物凄い売れてたのを覚えている。
そういえば、今もそうですが、「音楽マニアが音楽をやっている」、と言うとだいたいわかると思うのですが、パクリとか言う連中ははなからオーディエンスとして対象ではありません。今やどこまで許されるのかわからないサンプリング行為や、ジャズの方法論に近い、というかそのもの。あからさまに主筋がそれだと困ってしまうけど、たいてい潔くカバーって書いてくれるし、後のアルバムで出てくるララ・ミーンズなんてこっちのほうがいいんじゃないかと思うくらい。
カレイドスコープのときはロンドンで当時日本売りしてなかったシングルとか買いあさってたな。。カセットとか買ったのも覚えている。
三枚目は今となっては好きな音ですが、当時としては前作と全然違うソウルを取り入れたようなポップなキャッチーさがあり、単に個人的な忙しさもあって、一番聴かなかったなあ。コリーンの声にちょっと限界を感じたようにも思う。
リヴィング・リターンは、一方でアシッドジャズに狂ってその末期の水を取ろうとしていた私が、今で言うカフェミュージックや、今や懐かしい渋谷系に興味を抱いていたときに効果的に入ってきた。ジャミロクワイとか、あれも「音楽マニアが音楽をやっている」、しかも天才ボーカリストに泥臭いバンドが「ジミヘンをやっている」、ということで、そこから抜け出す洗練されたスタイルを身に着け始めた頃だったか、そっちはもっとキャッチーな三枚目までは別にどってこと感じなかったけど、こっちはハマった。94年だったっけ。旅のお伴として何度つきあってもらったか、出た当初から既に。
でもジャジーでお洒落過ぎて売れなかったと思う。特に本国はこれでちょっと落ちたのではなかったかなあ。当時の大物プロデューサーとそれまで一緒にやってきたオダフィが入れ替えられてもだったので。。こののちオダフィを入れて一曲再録したんですが。
ツアーをやっていますが、聴きに行かなかった。
二枚目のときにNHKホール行ったらけっこう短くて(今でも声の関係でしょう、1時間半前後で、今回も2ステージありながらほぼその時間を維持してくれてます)音楽というよりショウ、だったのがショックで、やっぱりアンディが言ってたとおりツアーをやりたくないから組んだバンド、ってことだったんだろうなあ、と思ったもので。ちなみにこのときのライヴアルバムがあったと思うのですが、私は今手に入ったとしても買わないな。
・・・後悔・・・この直前かに出た「ジャズカフェ」のライヴアルバムが多分、旧来のSOSと今のSOSのバランスのとれた一番素晴らしい盤。後からこれを聴いたら180度見方が変わったんです、ライヴについて。
初期のゴージャスさを音に残しながらも、ジャムセッションのような丁々発止のやり取り、コリーンの声の幅の広がり、全く素晴らしい。
1999年の今出てるライヴアルバムもいいんだけど、、、今の編成に繋がる更なる小規模志向が強くなった時で、ゴージャスというSOSを象徴していた要素が消えた時のもので、当時一年でこうも変わるのかと少し残念に思った覚えがある。ホーンセクションもしくはホーンセクションの替りとなるシンセの音が殆ど無くなった時点でかなりのファンが離れた時と思うから、できればあっちの復刻もしてほしいもんです。
日本ではこの前後、多分曲も入れ替えて現役だと思うけどベストが出て、ベスト盤ツアーが組まれた。ベスト盤は売れた。そして、私はここから今までずっと、来日公演(レコード店頭での限定公演などは行ってません、何かそういうプロモーションをしている姿は見たくない)を東京ではほぼ全部行っています。セットリストもあります。
「真昼の月」のnow you're not hereシングルが洋楽としては破格の売れ方をした。ベスト盤にも入り(いつ入ったんだったかな)、すぐ出た五枚目に正規収録だったんですが、このアルバム曲数は少ないけど非常に美しい。というかSOSが一番ブレイクしていたのがこのときだと思う。一番聴いてるのが四枚目とすれば、二番目はこの五枚目だ。10周年込みのツアーでオーチャードでやったとき、ただ、あ、ここが満席になるまではないのかな、と思った。ライヴハウス向きの音でもある。しかし、ホーンセクションはおろか、ストリングスが付いたライヴは一期一会の素晴らしいものだった。あれ、ビデオ化されると思ったんだけど。二部構成でストリングスは後半につけてたね。ただ、その後旧赤坂BLITZでやったときのほうがみんなのっていて、もちろんコリーンものっていた。若かった、聴衆が。隣の子は追っかけで大阪とか行ったと言っていた。一方で、もうでもそろそろでしょ、とも。楽屋のほうに駆けていったが、既に大人だった俺は行かなかった。でも行きたい気満々だったんだけど。あの子も今はいないだろう。
話ぶれまくり、でも、1999年ツアーの元となった次の六枚目、確か「本国で出る予定のなくなった最初のアルバム」なんだよね。といっても五枚目も本国後発で、日本での状況に押されて出たようです。J-WAVEの依属曲もあり、ダークに乗る感じ。このツアーは全部行ったけど、ポスター貼ってるけど、うーん、違ってきたか、とホーンの居ない舞台を最前列で見ていた。あ、基本的にベスト盤ツアーより後は最前列、最近は真ん中か右側です。
現在SOSがハマっている「白い音」が前面に出た七枚目のアルバムは、先行シングルも出た日本ですら売れなかったんだと思う。当時私もこれは無いと思った(その前のアルバムの「ダークさ」もそれまでの売りであるゴージャスな「ポジティブさ」とのコントラストが強すぎて既に気になっていたんだけど)。
今聴くと、これって、歌詞なんですね。歌詞がいいっす。ロンドンライヴの映像がNHKで流れましたが、ようつべで見られます。日本ツアーが無かったのはショックだった。しかし後から、日本側の強いプロモーターだった友人が亡くなって捧げたものと知り、ああ、そうか・・・インコグもそんなことがあったな・・・と思った。それでもう一回聴きなおすと、愛をうたいながらそれは個人的な愛でも無い、何かちょっと突き抜けた、悟ったような感じだと。
でも、このあたりからコリーンの歌詞が難しくなった気もしなくも無いけど。単純に大人向けなアルバムなのかも。今回ここから二曲、日本では初めて。アレンジは多分ロンドンと同じ。ノれと言われても感動してしまって初日は考え込んでしまいました。だいたい、twitterにロンドンライヴの映像を見て色々考えている、と書いた直後の配曲だったし。
そういえば初日ファーストは(出来はたぶん一番よかったんだと思うけど)非常に静かで、みんな聞き入っていた。それでいいんだと思う。盛り上がる曲は結局now you're not here、私はこれは個人的にそれほどなんですが(シングルまで持ってるけど)、しかしみんな当時若くて懐かしんでるとは言いがたい全然上の世代に見えた。何なんだろう、知ってる、ってだけかなあ。ジーナがVIVOのコンピに入れた曲でも盛り上がってたし、内輪なのかな?BREAKOUTは例外として、昨日セカンドは違ったんですよね。この二曲はそれほど盛り上がってなかったように見えた。
雰囲気がファーストステージとセカンドステージでは違う。昨日のセカンドはほんとの同時代の、80年代にセイシュンや二十代を過ごしたとおぼしき妙齢さんたちがいたんですが、前記五枚目収録曲で乗るにしては上世代。now you're not hereではなく、五枚目ツアーあたりで盛り上がったsomewhere in the worldなんかなんですよね。セットリストがそうなってるのもあるけど。更に、当時店頭に見かけず困った、本国発売も確か無かった八枚目の曲でも盛り上がってるんですよ。知らないで盛り上がってるって感じでもない。あのアルバムが実はけっこう売れていた、と最近知ったんですが、プロモーションが不安定になっていた時期でもあったんだなあ(移籍とか絡むとアーティストは大変に落ち込む、EW&Fだって解約されたよね確か90年代に)。ツアーがあり、しかも東京は一回だけで、狂喜して行ったところ、ずいぶんやっぱり人が入っていて・・・でもキーボードには違う奏者が座っていた。アンディは再びライヴツアーに疑問を抱きプロデュース業に専念するという。ドラムとベースとサブボーカルがいつもの顔ぶれで、99年ツアーと同じような感じでやってくれたけど、安心して聴ける、というだけだった気がする。アンディの繊細なピアニズムは必要なのだ。昨年の最新アルバムツアーも同じだった。これも一回だけだったか・・・しかし、これは本国発売された。そして、アメリカからも熱烈なコールがある。しかし音楽配信という文化が変に入ってきたせいもあるのか、資金面か、ちょっと行けないみたい。ヨーロッパ各地ではやっていて、アンディは出たり出なかったりみたいだった、けど今回アンディが重い腰を上げてくれた。たとえ狭いナイトクラブでも、SOSが再び元気になるために今年のツアーがある。さすがに6公演は行けないけど、3日連続では行くのだ。
それにしてもさすがにこの休み無しのヘビーなスケジュールでは大変だなあ・・・と感じさせるところもあり、逆にお客さんはステージを重ねるごとに(毎日来てるなんて一桁くらいしかいないだろうけど)どんどん熱くなってるという変な逆転現象。ああいう箱のテーブル席でのスタンディングは珍しい。今日は依然前方確保しとかないと見えなくなるな。。
27日ファーストは音楽ニュースが入ってたといいますが何だったんでしょうか。
2009年2月28日土曜日
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